DAICHI KOMATSU DESIGN STUDIO
Advent Calendar
FabLab Flat Sendai | 2021 , 2022 | OneOff
Advent Calernder : "6" and "19"
FabLab Flat Sendaiが開催している「アドベントカレンダー」に提供した「6」と「19」。
お題は自由で、それぞれが普段接している技術やトライしたい技法などを用いて、ランダムに振り分けられた数字を担当する企画で、2021年には「6」、22年には「19」を担当しました。
どちらも、非常勤として通う大学で廃棄されていた端材(合板)を材料に、CNCを用いて製作を行いました。
【6】
アドベントの風習は、もともとキリスト教の西方教会が1839年から始めたものと言われています。プロテスタントの神学者 J.H.Wichernが、自身で創設した孤児院の子どもたちから「クリスマスまであと何日?」 と質問を繰り返され、考えたアイデアがこのろうそくを灯すことだったそうです。
月曜日から土曜日までは赤いろうそくを、日曜日には大きな白いろうそくを立てたそう。 今ではそれが簡略化されて日曜日だけ灯すようになりました。
6の形を眺めていた時に、日本の「手燭」のように見えてきたことから、キャンドルを入れて灯せるようなキャンドルホルダーに仕上げました。キャンドルホルダーとして使った後は、側面の穴に紐を通すことでクリスマスツリーの飾りになります。
【19】
アドベントカレンダーは、季節ものであるが故にその年の1度しか役目がありません。
「そのために作ったもの」を普段からも飾って眺めることができれば、ものを作ることへの罪悪感が少しでも減るのではないか?と言う自問のもと、19と言う数字にある要素を分解し、3つの石ころのようなオブジェとして提案。
時々触って楽しめるように、中に音の鳴る仕掛けを入れて、シャカシャカと音が鳴る玩具のようなものへと仕上げています。
Material : シナ合板の端材(T18mm), バーチ合板の端材(T18mm), いらない本の栞紐
Finish : Oil Finish, Burnered
Produce :FabLab Flat Sendai